Dec 12, 2008

賃貸オフィスを探すなら、インターネットを活用しよう

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 4月のミラノサローネの前情報も流れ始める2011年1月、ヨーロッパではさまざまなインテリア見本市が開かれ、2011年のインテリアトレンドが動き始める。その口火を切ったのが、ドイツ・ケルンの国際家具見本市だ。会場はケルン・メッセ。

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 世界最大規模の家具メッセとして、ミラノと双璧をなすこの見本市、今年は来場者が38%も増加。128カ国から13万8000人が訪れた。ここ数年は、やや勢いを失っていたが、今年はキッチンの見本市「リビングキッチン」を併催して、盛り上がりを見せていた。

 会場では、ドイツデザインカウンシルと5組のデザイナーで構成されるトレンド委員会が、今年の空間の傾向を予測し、会場でインスタレーションを行った。そのメンバーの1人、パトリシア・ウルキオラ氏がキュレーションしたのは「過去の儀式や模範から学ぶ」。切ったままの木やニットの質感、曲面曲線など、過去の経験や習慣で知っているもの。伝統的なフォルムをモチーフに、自らデザインした家具や小物を中心に空間を構成した。色や材料をできるだけ絞り込み、簡素な中で感情を表現したという。

 「今は革新的なものを追求するのにたくさんの手段がある時代です。だからこそ、何か古いもの、普遍的ものを新しく解釈することで、見えてくることがあります。それは新しい素材や技術を追求するより、本当に人が必要とするデザインに近いことがあります。少なくとも私にとってはそうね。伝統を持つものを愛しています。それを現代のツール、スタイルに変換したいのです」(パトリシア・ウルキオラ氏)

 ミラノとシカゴを拠点にする工業デザイナー、デフネ・コズ氏は「変貌する透視図」と題し、バーチャルとリアルの境目のない空間を提案する。展示には日本の無印良品の曲げ木椅子も登場(数年前にトーネットと開発したもの)。

 そしてケルンの見どころは、何といってもドイツのデザイン家具ブランドが競って発表する新作。顔となるブランドの1つがCOR(コア)。ソファや椅子に強いブランドだ。「FOSSA」は背が簡単にシートから外せて、組み合わせを変えられるというもの。カラフルな色の組み合わせも新鮮だ。

 「JALIS」は洗練されたクラフトモダン風のダイニングセット。細目のアッシュ材をレッグに使い、日本でも人気が出そうだ。19世紀にオーストリアで創業し、ヨゼフ・ホフマンの名作家具の復刻で知られるヴィットマン。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/03/news013.html

 パオロ・ピーヴァのデザインで、余計なデザインを削ぎ落とした、直線的なソファを発表。単純な形に見えるが、ゆがまないように曲面を張った、難易度の高い製品だ。

 アイリーン・グレイの商品で知られるクラシコンは、ベルリンの建築家がデザインした、立体的なフォルムをもつラウンジチェアを発表。人の体を抱え込んでしまうような、複雑なフォルムを「張りぐるみ」で実現している。一見地味な家具でも、ドイツはやはりこういう家具に技術力が光る。

 ウォルター・ノルはドイツの老舗家具ブランド。ドイツ連邦議事堂などそうそうたる建築に家具を収めていることで知られる。隈研吾氏の作品にも家具が収められたこともあるという。

 デザインユニットEOOSによる「Cuoio」はイタリア語で革を意味する名前のとおり、羊革と細い鉄のフレームだけで座り心地を実現したラウンジチェア。背や座に詰め物をせず、材料を極限まで削ぎ落としている。テーマは「リラックスド・ミニマリズム」。

 一方で、イタリアの有名ブランドも、ミラノサローネとはまた違った顔を見せて、興味深い。ミラノでは家具見本市会場の外で展示を始めたカッシーナも、ケルンでは会場内のキーブランドの1つ。

 ジオ・ポンティの名作「699スーパー・レジェーラ」。世界でも最も軽い椅子の1つ。黒と白のツートーンのカラーと、通常は籐網の座がカラーのパッディングシートとなる、2つのタイプを発表した。これは1950年代後半に開発されたもののリエディションとなる。450の組み合わせが可能だという。

 カッシーナにとってジオ・ポンティとの製品は、「メイド・イン・イタリー」を象徴する存在。すでに名作の評価が固まったこの椅子も、新しい解釈を加えることで、より魅力的に見える。

 またカッシーナは、巨匠ル・コルビュジエの復刻により力をいれ、このケルンで発表。「ウッドクラフト」をテーマに、新しいプロジェクトに取り組んだ。「名作を蘇らせるだけではなく、カッシーナの木工技術を示す好機でもある」と同社。

 1958年にル・コルビエジェのアトリエで使われていたミーティングテーブル。キャバノン(休暇小屋)などのための箱椅子。水平、垂直に組み合わせて自由に使える。サイズはそれぞれ微妙に異なる。【本間美紀,エキサイトイズム】
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/03/news013.html

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