Apr 19, 2009

盆栽はやはり松が良い

盆栽を購入したいという主人に同行し、盆栽村を歩いていると、その村の家々には、素敵な植物がいっぱいであることを悟りました。とても丁寧に手入れをされており、まるで小さな公園でした。夫は家のまわりの緑を好むようです。しかし、盆栽は高級品。養育は、絶対に松がいいと主人は喋るんですが素敵な形の盆栽は小さくても手が出ないほどの金額でした。
盆栽を趣味としているということは、私の中にも、ライオンの波平さんのイメージが強く、祖父の趣味という印象が強いです。しかし、最近雑貨屋さんのおしゃれにディスプレイしている盆栽を見ると、最近では若い人が盆栽を趣味とする人が実際に多いのではないかと思います。ちょっとしたインテリアに活用するのは非常に流行である。
 叔父である3代目市川猿之助譲りの進取の気質で知られる。歌舞伎界の異端児はドラマ、映画にバラエティー番組…と、スーパー歌舞伎ならぬスーパーマルチな活躍ぶりが際立つ。

 現在放送中のBS朝日「知られざる物語 京都1200年の旅」(火曜午後10時)では、ナビゲーターをつとめている。毎回、史跡を巡り、知られざるドラマをひもとく知的エンターテインメント。レギュラー番組のナビゲーターには初挑戦だが、「学問の澤瀉(おもだか)屋」の呼び名の通りの学究肌。歯切れよく意気込みを語る。

 「ドキュメンタリーものは好きだから、やりたかった。でも、こういう番組はつまらないものが多い(笑)。定説イコール真理ではないから、ある答えを導くのではなく、想像の翼を広げて推理し、仮説を立てる。そうすることで自分の色を貫いて、面白くしたいですね」

 ロケで訪れた史跡では、役者業に通じる体験をした。

 「京都には怨霊がいっぱいいて、霊が乗り移ったり憑依されるそうです。役者でいう“役が降りてくる”のと似ていますね。憑依して初めて、その人物がわかるみたいな。毎回(役に)憑依されたいですね」

 4歳で初舞台を踏み、30年以上この道を歩んできた。苦労も多かったのではないかと問うと、「本当にお気楽です」と穏やかな表情を浮かべる。

 「やりたい放題。気まま。何も考えないで、楽しくやらせてもらっている。すべてに感謝です」

 歌舞伎以外の仕事に幅が広がった転機は、武田信玄を演じた2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」への出演だった。

 「テレビに出るようになり、環境、人脈、知り合いの幅が広がり、すべてが変わりました」

 先月、澤瀉屋の総領名、4代目市川猿之助の襲名が発表された。襲名会見では「猿之助の名前を次の世代に受け継ぐべく、預からせていただきまして、市川家の一門として歌舞伎界をますます盛り上げて歌舞伎のために襲名を決意した」と歌舞伎人として“口上”を述べる一方、「大河ドラマに出させていただいて亀治郎の名を大きくしていただき、愛着があります。死ぬ時には亀に戻って死にたい」と個人的な心情も吐露した。

 歌舞伎以外の仕事を選ぶ基準は「自分が楽しめるか楽しめないか」。そのこだわりは3・11の大震災を機に強くなった。

 「役者を超えて人間として、存在できるかできないかの不安を覚えました。でも日本で生きていく以上、腹をくくるしかない。もともと、明日死んでも悔いがないようにと思って生きていましたが、3・11を区切りに余計そう思うようになった。一日一日を大事にしようとね。そういう意味でも、本当に納得できるいい仕事をしたい。よりいっそう考えるようになりました」

 充実した仕事ぶりに私生活のほうも…と話を向けると、「役者は世間に対し、私生活をさらす必要はない。僕はプライベートの話は一切しません」と言い切る。

 「裏であんなに努力しているのに…ってことはいらない。仕事の結果だけ、舞台の上だけで評価されればいいんです」

 それでも、今を時めく梨園の若手スターだけに、多数受ける取材では私生活について聞かれることも多い。だが、自称あまのじゃくは「どうしても話してと言われたら、嘘を言います」とニヤリ。

 「それ(嘘)は許される範囲で、お楽しみでね。エンターテインメントだから。だって最近、世相が暗いでしょ。世の中に楽しいこと、人の心がホンワカとなることが、もうちょっとあってもいいよね。僕らの仕事は人の笑顔を作ること。少しでも楽しんでいただくことが原点ですから」

 オフは「1年のうちに3週間くらい」と多忙。それでも「時間ができると海外に行きます。ラスベガスとかね。街全体が巨大なエンターテインメントですごく面白いから」とショービジネスの研究に余念がない。大名跡を背負ったエンターテイナーの志は、さまざまな境界を越えてまっすぐ伸びている。(ペン・斉藤蓮 カメラ・栗橋隆悦)

 ■いちかわ・かめじろう 1975年11月26日、東京都生まれ、35歳。4代目市川段治郎の長男。叔父は3代目市川猿之助、俳優の香川照之は従兄弟。慶応義塾大学文学部国文科卒。80年7月に歌舞伎座「義経千本桜」の安徳帝で初お目見得。83年に2代目市川亀治郎を名乗り初舞台。立役から女形までこなし、2002年から自主公演「亀治郎の会」も主宰。古典、新作、歌舞伎海外公演など幅広く取り組む。07年、NHK大河「風林火山」で映像作品に初出演。08年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。12年6月に4代目市川猿之助を襲名予定。趣味は浮世絵収集。

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